Chromecast(クロームキャスト)はテレビのHDMI端子に接続するだけで、動画配信サービスを大画面で見れるストリーミング端末です。動画配信サービスをテレビ見るためのおすすめデバイス「Chromecast」の評判・評価とおすすめポイントを紹介します。
Chromecastとは?
Chromecast(クロームキャスト)はGoogleが提供しているストリーミング端末です(セットトップボックスともいいます)。テレビのHDMI端子に接続するだけで、動画配信サービスで配信している映画、ドラマ、アニメなどを大画面で見ることができます。
PC、スマホ、タブレットからChromecastを操作することができて、対応アプリ・サイトからキャスト(接続)することで、写真、動画、音楽をテレビに出力することができます。テレビに出力中にPCやスマホが他のアプリ・ソフトを使用したり、端末をスリープや電源を切っても問題ないのがポイントです。
価格
Chromecast(第1世代)は国内で2014年5月に発売して、価格は4,586円(税込)でした(現在は販売終了)。その2年後の2016年2月に新型「Chromecast(第2世代)」が国内で販売されて、価格は4,980円(税込)と旧型よりも少し高くなっています。
さらに、2016年10月に超高画質『4K』に対応した「Chromecast Ultra」が発表されて、国内でも近日発売になっています。価格は9,720円(税込)とChromecastと比べて倍近く高くなっていますが、競合相手といえる「Amazon Fire TV」の価格は11,980円(税込)なので、それよりも少し安いです。
特徴
多くの動画配信サービスに対応
ストリーミング端末には他にもFire TVシリーズやApple TVがありますが、その中でもChromecastがイチバン多くの動画配信サービスに対応しています。
Hulu(フールー)、Netflix(ネットフリックス)、dTV、GYAO!、AbemaTV、DMMなどの数多くの動画配信サービスに対応しています(対応している動画配信サービスについては下の項目を参照)。
そのため、動画配信サービスを選択できる幅も広がり、Chromecastはテレビで映画、ドラマ、アニメを視聴するための最も最適な端末です。
安定・高速通信可能
Chromecast(第1世代)では通信が安定しなかったり、ストリーミングが遅いときがありました。そのため、動画が途中で切れたり・止まったりしてイライラする場面がよくありました。
しかし、新型「Chromecast(第2世代)」からは高速通信が可能な5GHz帯と802.11 acに対応しています。さらに、3本のアンテナが切り離されて配置されているので、安定した通信を可能にしています。
通信機能の強化により旧モデルより再生が始まるのが早くなり、動画が途中で切れることや止まることもなく、快適に視聴することができます。
超高画質「4K」対応
Chromecastの最大解像度は「フルHD画質」ですが、上位機種にあたるChromecast Ultraの最大解像度は超高画質「4K」にも対応しています。Chromecast Ultraなら動画配信サービスで配信している4Kコンテンツも画質を落とさずにテレビで綺麗な映像を楽しむことができます。
Chromecast Ultraに対応している「4K(2160p)」がどれだけ高画質かというと、Blu-ray(フルHD・1080p)の約4倍の画素数で、DVD(SD・480i)だと約24倍の画素数となっているので、どれだけ映像が綺麗なのか想像できると思います。
ミラーリングもできる
Chromecastはキャスト(接続)した動画、画像、音楽をテレビに映すだけではなく、PCやスマホの画面をそのままミラーリングすることもできます。
ミラーリングをするためにはAndroid端末には「Google Home(旧:Google Cast)」インストールして、PCには「Chromeブラウザ」をインストールしているだけで簡単にミラーリングできます(iOS端末のiPhoneやiPadは操作には使えますが、ミラーリングは残念ながらできません)。
ミラーリングを活用すれば、ゲームを大画面でプレイしたり、Amazonプライムビデオやフジテレビオンデマンドなどの対応していない動画配信サービスも大画面で視聴できます。
仕様(スペック)
製品名 | Chromecast Ultra | Chromecast(新型) | Chromecast(旧型) |
価格 | 9,720円(税込) | 4,980円(税込) | 4,586円(税込) |
最大解像度 | 2160p(4K・UHD) | 1080p(フルHD画質) | 1080p(フルHD画質) |
プロセッサ | 未公表 | Marvell Armada 88DE3006 1500 Mini Plus | Marvell DE3005-A1 SoC |
メモリ | 未公表 | 4GB? | 512MB |
ストレージ | 未公表 | 2GB | 2GB |
通信機能 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz) | IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz) | IEEE802.11 b/g/n(2.4GHz) |
インタフェース | HDMI、microUSB、イーサネット端子(有線接続) | HDMI、microUSB | HDMI、microUSB |
サイズ | 58.2×58.2×13.7mm | 51.9×51.9×13.49mm | 72×35×12mm |
重量 | 47g | 39.1g | 34g |
※Chromecast(新型・旧型)のプロセッサ、メモリ、ストレージは公式には未公表ですが、さまざまな製品を分解していることでも有名の「iFixit」を参考にして記載しました。
対応している動画配信サービス一覧
- Hulu(フールー)
- Netflix(ネットフリックス)
- dTV(旧:dビデオ)
- U-NEXT
- GYAO!(プレミアムGYAO!)
- AbemaTV
- 楽天SHOWTIME
- ゲオチャンネル
- ビデオマーケット
- dアニメストア
- ビデオパス
- UULA
- アニメ放題
- DMM
- バンダイチャンネル
- スポナビライブ(対応予定)
- エムキャス
- Viki
おすすめポイント
テレビのHDMI端子に接続するだけで動画配信サービスを大画面で視聴できる
PC、スマホ、タブレットから操作することができて、テレビに出力中は他の操作もできる
ストリーミング端末の中ではイチバン多くの動画配信サービスに対応している
価格は4980円(税込)というお手頃な値段で購入することができる
PCやAndroid端末の画面をそののままテレビにミラーリングすることもできる
※ChromecastはAmazonで販売していません。