dTVとビデオパスはどっちも携帯キャリアが運営している動画配信サービスですが、比較すると違いがいくつもあります。dTVとビデオパスの料金、作品数、対応機種などを徹底比較して、どっちがオススメなのか紹介します!
キャリア制限
株式会社NTTドコモが運営している「dTV」は2014年4月にキャリアフリー化したので、無料で発行できる「dアカウント」があれば、誰でも利用できます。
KDDI株式会社が運営している「ビデオパス」はauの携帯電話もしくは固定インターネットサービス(auひかりやau one netなど)と紐付いた「au ID」が必要なので、auユーザーのみ利用できます。
dTVは誰でも利用できる動画配信サービスで、ビデオパスはauユーザー向けの動画配信サービスになります。
料金
料金を比較するとdTVが月額550円(税込)で、ビデオパスが月額618円(税込)になります。どちらも映画、ドラマ、アニメなどのコンテンツが見放題になりますが、dTVの方が68円分安いことになります。
しかし、ビデオパスは毎月550円分のビデオコインがプレゼントされて、見放題で配信していない新作映画や見逃したドラマやアニメをレンタルして見れます。つまり、ビデオパスは実質68円(税込)で映画やテレビ番組が見放題になります。
どっちも動画配信サービスの中では月額料金が安いですが、とにかく料金を安くしたい方は「dTV」がオススメで、新作映画も見たい方は「ビデオパス」をオススメします!
dTVはスポーツ専用の動画配信サービス「DAZN for docomo」を一緒に利用することで、月額料金が200円割引になります。
支払い方法
動画配信サービス | 見放題 お支払い方法 | レンタル お支払い方法 |
dTV | クレジットカード、デビットカード、ドコモケータイ払い(携帯料金合算/ドコモ口座引き落とし) | クレジットカード、デビットカード、ドコモケータイ払い(携帯料金合算/ドコモ口座引き落とし)、dポイント |
ビデオパス | auかんたん決済(携帯料金合算/クレジットカード) | auかんたん決済(携帯料金合算/クレジットカード/WebMoney、au WALLETプリペイドカード、WALLETポイント)、ビデオコイン |
dTVの支払い方法は「クレジットカード」、「デビットカード」、「ドコモケータイ払い(携帯料金合算/ドコモ口座)」になります。対して、ビデオパスの支払い方法は「auかんたん決済(携帯料金合算/クレジットカード)」だけです。
どちらもクレジットカードと月々の携帯料金とまとめて支払えるのは同じですが、dTVはデビットカードとドコモ口座の引き落としも選択できます。デビットカードは高校生(15歳以上)から発行できて、ドコモ口座はドコモユーザーなら誰でも開設できます。
映画、ドラマ、アニメなどを1本ずつ見れる「レンタル(都度課金)」では、上記のお支払い方法に加えて、dTVは「dポイント」の支払い対応しています。
ビデオパスは「ビデオコイン」、「WebMoney」、「auWALLETプリペイドカード」、「WALLETポイント(auポイント)」の支払いに対応しているので、レンタルならビデオパスの方が選択肢が多いです。
作品数
dTVは約120,000本以上のコンテンツが見放題で、ビデオパスは約10,000本以上のコンテンツが見放題なので、dTVの方が圧倒的にコンテンツ数が多いです。
動画配信サービスの主要コンテンツといえる、洋画、邦画、ドラマ、アニメの作品数をdTVとビデオパスで比較した表が以下になります(レンタル作品を除く)。
動画配信サービス | ジャンル別 作品数 | |||
洋画 | 邦画 | ドラマ | アニメ | |
dTV | 1150作品 | 247作品 | 900作品 | 435作品 |
ビデオパス | 325作品 | 252作品 | 404作品 | 419作品 |
※ジャンル別の作品数は記事執筆時の情報であり、現在と異なる可能性があります。
洋画、ドラマ、アニメはdTVの方が作品数が多いです。洋画とドラマは圧倒的にdTVが多いですが、アニメはビデオパスといい勝負をしています。
唯一、邦画だけはビデオパスの方が多いですが、作品数の差はほぼありません。
作品数が多いのはビデオパスよりdTVなので、映画、ドラマ、アニメなどのコンテンツを見放題で楽しむなら「dTV」がオススメです!
対応機種
動画配信サービスの「dTV」と「ビデオパス」はインターネット環境さえあれば、PC、スマホ・タブレット、テレビデバイスからいつでもどこでもコンテンツが見れます。dTVとビデオパスの対応機種を比較した表が以下になります。
動画配信サービス | 対応機種 | ||
PC | スマホ・タブレット | テレビデバイス | |
dTV | Windows 7以上 Mac OS 10.8以上 |
Androidスマホ・タブレット(Android 4.0以降) iPhone、iPad、iPad mini(iOS 8.0以降) |
スマートテレビ(ソニー、パナソニック、東芝) Blu-rayプレイヤー/レコーダー(パナソニック) dTVターミナル Chromecast Apple TV(AirPlay) Fire TV Stick・Amazon Fire TV AN-NP40 Nexus Player ひかりTVチューナー SmartTV dstick |
ビデオパス | Windows Vista以上 Mac OS 10.5.7以上 |
Androidスマホ・タブレット(Android 4.0以降) iPhone、iPad、iPad mini(iOS 7.0以降) |
Chromecast Apple TV スマートテレビ(パナソニック) Smart TV Stick Smart TV Box |
PCやスマホ・タブレットからdTVとビデオパスを見るだけなら2つの違いはありません。しかし、テレビの大画面で見れる「テレビデバイス」の対応数に違いがあります。
ビデオパスはChromecast、Apple TV、スマートテレビなどの5つのテレビデバイスに対応してます。
dTVはビデオパスに対応していない、Fire TV Stick、Amazon Fire TV、Blu-rayプレイヤー/プレイヤー、dTVターミナルなどの10つのテレビデバイスに対応しています。
テレビデバイスの対応数が多いので、映画、ドラマ、アニメなどを大画面で見たい方は「dTV」がオススメです!特にリモコン付属の「Fire TV Stick」なら価格が4,980円(税込)で、スマートテレビとほぼ同じ環境にできます。
画質
dTVとビデオパスの画質を比較してみると、dTVの方が高画質に対応しているコンテンツが多いです。
ビデオパスはコンテンツによって画質が異なりますが、SD画質(480p)とHD画質(720p)に対応しています。ただ、HD画質に対応していないコンテンツがまだまだ多いです。
dTVもコンテンツによって画質が異なりますが、SD画質とHD画質の対応に加えて、超高画質「4K(2160p)」にも対応しています。4K対応のコンテンツはごく一部ですが、HD画質はほとんど対応しているので、高画質で動画を見るなら「dTV」がオススメです!
更新日
dTVとビデオパスは毎月1日が自動更新日と決まっているので、この日になると月額料金が請求されます。
毎月1日が自動更新日なので、dTVを30日や31日などの月末に登録(加入)すると、数日の利用で2ヶ月分の料金を支払う羽目になります。それでは損することになるので、dTVは月の初めに登録する必要があります。
ビデオパスも月末に加入すれば、数日の利用で料金を支払うことになりますが、日割り計算をしてくれます。
登録日から利用日数に応じて、月額料金が日割り計算されるので、いつでも気軽に登録できます(ビデオコインの付与も同じように日割り計算されます)。
例として、4月15日にビデオパスに登録すると、更新日の5月1日まで15日間あるので、料金は半額の月額309円(税込)ぐらいになります。
dTVは登録日を気をつけないといけませんが、ビデオパスは日割り計算があるので、いつでも登録できます。
どっちがオススメなの?
動画配信サービス | dTV | ビデオパス |
キャリア制限 | 誰でも利用できる | auユーザーのみ利用できる |
月額料金 | 月額550円 | 月額618円 ※毎月550円分のビデオコインが付与される |
お支払い方法 | クレジットカード デビットカード ドコモケータイ払い(携帯料金合算/ドコモ口座) |
auかんたん決済(クレジットカード/携帯料金合算) |
作品数 | 120,000本以上 | 10,000本以上 |
対応機種 | PC(Windows・Mac) スマホ・タブレット(iOS・Android) テレビデバイス(10機種) |
PC(Windows・Mac) スマホ・タブレット(iOS・Android) テレビデバイス(5機種) |
画質 | SD画質、HD画質、4K ※コンテンツによって異なる |
SD画質・HD画質 ※コンテンツに異なる |
更新日 | 毎月1日に自動更新 | 毎月1日に自動更新 ※利用日数に応じて日割り計算が行われる |
無料体験 | 31日間 | 30日間 |
dTVとビデオパスを比較してきましたが、全体的にdTVの方が一歩リードしている感じです。dTVは料金が安く、作品数も充実しているので、国内でも人気の高い動画配信サービスです。
ビデオパスはコンテンツ見放題に加えて、毎月550円分のビデオコインが付与されるので、新作映画や見逃した番組をレンタルできます。ただし、auユーザーしか利用できないのが最大のデメリットです。
結論として、dTVとビデオパスなら「dTV」がオススメです!dTVはビデオパスよりも料金、お支払い方法、作品数、画質が優れていて、誰にでもオススメできる動画配信サービスとなっています。
どちらも初回の無料体験があるので、実際に試してみると良いかもしれません。